2014年 レース・ハンガリーハンガリー

WTCC

連勝中のシトロエン、戦いの舞台は中央ヨーロッパへ

~C-Elysée WTCC、ハンガリーとスロバキアの連戦に臨む~

先週の開幕戦でいきなり連続優勝という圧倒的な強さで鮮烈なデビューを飾ったシトロエン・レーシング。今週末のWTCC(世界ツーリングカー選手権)第2戦の舞台は、シトロエンの母国フランスです。シトロエンは、開幕戦同様3台のC-Elysée WTCCで勝利を目指します。

開幕2連勝でシーズンを滑り出したシトロエン・レーシング。世界ツーリングカー選手権(WTCC)はここから中央ヨーロッパ連戦に入ります。第3戦の舞台となるのは、ハンガリーです。

このラウンドからは今季初のウエイト調整が行われます。各車の速さの均衡を保つため、各モデルで最も速い車両2台の予選、および決勝2レースでのベストラップタイムを平均化し、それを元に重量を調整するシステムにより、4レースすべてに勝利したシトロエン C-Elysée WTCCは、全車に最大調整量となるコンペティション・ウエイト60㎏が課されることとなりました。

また、C-Elysée WTCCと同じTC1車両はすべて、モロッコとフランスで最大となる60㎏のウエイトを搭載していましたが、シトロエン以外の車両はすべて規定最低重量の1,100㎏に戻されます。

今季すでに2勝、85ポイントを獲得して首位に立っているホセ‐マリア・ロペスは「コーナーが多くタイヤが傷みやすいので、週末を通して配慮しなければなりません」とコメント。ロペスに続くセバスチャン・ローブも「テクニカルで難しいコーナーがたくさんあります。オーバーテイクできるチャンスがどれだけあるかが問題です」と語っています。

60㎏という大きなハンデを負ったシトロエン C-Elysée WTCCと3人のドライバーがどのような戦いを見せるのか、今週末のWTCCハンガリー戦にぜひご注目ください。

WTCC

世界ツーリングカー選手権(WTCC)ハンガリー

~シトロエン C-Elysée WTCC、予選で上位を独占し、レース1で1-2フィニッシュ~

シトロエン・レーシングはハンガロリンク(ハンガリー)で行われたFIA 世界ツーリングカー選手権(WTCC)で、予選において1~3位を占め、レース1では1~2フィニッシュを飾りました。開幕以来、シトロエン C-Elysée WTCCは3大会連続で勝利を獲得し、選手権を大きくリードしています。

  • 結果はFIAの最終確認を条件とする。

今回のハンガリー戦では、シトロエン C-Elysée WTCCに対し、性能調整による60kgのウエイトハンデが課せられましたが、予選ではイヴァン・ミューラーがトップタイムをマーク。ホセ・マリア・ロペスが2位、セバスチャン・ローブが3位と、シトロエン勢が上位を独占しました。

レース1では、ポールポジションからスタートしたミューラーがトップをキープし、ロペスが2位に続きました。ローブはスタートで出遅れ7位にポジションを落としましたが、ミューラーとロペスはその後も後続を引き離し、14周のレースを1~2フィニッシュで終え、ミューラーは今季2勝目を挙げました。リバースグリッドで行われるレース2ではローブが8番手、ロペスが9番手、ミューラーが10番手からのスタートです。ミューラーとロペスは好スタートを決め、1周目にミューラーは5位、ロペスは6位に浮上しました。しかし、ハンガロリンクは追い抜きが難しいコースです。2台はそのまま5、6位でフィニッシュ、ローブはスタートを上手く決められず、9位でチェッカーフラッグを受けました。

ミューラーが前戦フランスに続いて勝利を挙げ、シトロエン C-Elysée WTCCは開幕以来3大会連続で優勝を果たしました。シトロエンはマニュファクチャラーズ選手権で271ポイントを獲得し首位を独走しています。ドライバーズ選手権では1位ロペス、2位ミューラー、3位ローブとなり、シトロエンのドライバーが上位を独占しています。

プジョー・シトロエン・ジャポンではシーズンを通してWTCCのリザルトやプレビューなどのレポートをタイムリーに配信し、10月の日本ラウンドに向けて様々なPR活動を展開、WTCCを盛り上げて参ります。

ドライバーのコメント

イヴァン・ミューラー
「このコースはスタートが極めて重要です。ここではいつもレース1で優勝してきましたが、今回もそれを続けることができ、とてもうれしく思います。厳しい戦いだったレース2の5位にも満足しています」
ホセ‐マリア・ロペス
「今週末はあらゆる点でイヴァンが勝っていました。このコースでは他車をパスするのはほぼ不可能ですが、観客のみなさんには面白いレースを見てもらえたと思います」
セバスチャン・ローブ
「2レースとも厳しいスタートになりました。レース1ではアウトから回り込もうと思い、レース2ではインから前を狙いましたが、どちらも最悪の選択でした。スタート早々に勝算がなくなってしまい、残念な結果となりました」

レース結果

レース1

順位 ドライバー メーカー/車種名 周回数 タイム
1 Y.ミューラー(FRA) シトロエン/C-Elysée WTCC 14 25分57.292秒
2 J.ロペス(ARG) シトロエン/C-Elysée WTCC 14 25分58.574秒
3 T.モンテイロ(PRT) Honda/Civic WTCC 14 26分06.253秒
4 G.タルクィーニ(ITA) Honda/Civic WTCC 14 26分11.272秒
5 M.ベナーニ(MAR) Honda/Civic WTCC 14 26分12.039秒
6 N.ミケリス(HUN) Honda/Civic WTCC 14 26分13.964秒
7 S.ローブ(FRA) シトロエン/C-Elysée WTCC 14 26分14.767秒
8 T.コロネル(NLD) Chevrolet/RML Cruze TC1 14 26分20.155秒
9 G.モルビデリ(ITA) Chevrolet/RML Cruze TC1 14 26分25.183秒
10 H.ヴァレンテ(FRA) Chevrolet/RML Cruze TC1 14 26分33.579秒

レース2

順位 ドライバー メーカー/車種名 周回数 タイム
1 G.モルビデリ(ITA) Chevrolet/RML Cruze TC1 14 26分15.851秒
2 T.モンテイロ(PRT) Honda/Civic WTCC 14 26分16.201秒
3 H.ヴァレンテ(FRA) Chevrolet/RML Cruze TC1 14 26分17.057秒
4 T.コロネル(NLD) Chevrolet/RML Cruze TC1 14 26分20.955秒
5 Y.ミューラー(FRA) シトロエン/C-Elysée WTCC 14 26分21.286秒
6 J.ロペス(ARG) シトロエン/C-Elysée WTCC 14 26分21.456秒
7 T.チルトン(GBR) Chevrolet/RML Cruze TC1 14 26分22.157秒
8 G.タルクィーニ(ITA) Honda/Civic WTCC 14 26分23.679秒
9 S.ローブ(FRA) シトロエン/C-Elysée WTCC 14 26分24.159秒
10 N.ミケリス(HUN) Honda/Civic WTCC 14 26分24.693秒
  • 上記結果はFIAの公式発表によるものです。

ポイントスタンディング

ドライバーズ

順位 ドライバー ポイント
1 J.ロペス(ARG) 115
2 Y.ミューラー(FRA) 105
3 S.ローブ(FRA) 84
4 T.モンテイロ(PRT) 65
5 G.タルクィーニ(ITA) 48

マニュファクチャラーズ

順位 チーム名 ポイント
1 シトロエン 271
2 Honda 172
3 ラーダ 112
4 - -
5 - -