2014年 レース・オーストリア

シトロエン・レーシングはザルツブルクリンク（オーストリア）で行われたFIA 世界ツーリングカー選手権（WTCC）で、レース1、レース2ともに勝利を飾りました。開幕以来、シトロエン C-Elysée WTCCは5大会連続で優勝を続け、マニュファクチャラーズ、ドライバーズ両選手権を大きくリードしています。

• ※結果はFIAの最終確認を条件とする。

レース1では、予選2位であったイヴァン・ミューラーが、予選トップのドライバーにペナルティが科せられたことによりポールポジションからスタート。ミューラーは15周のレースを通して首位をキープし、今シーズン3勝目を挙げました。4番手スタートのホセ‐マリア・ロペスは、好スタートを見せ2位に上がりましたが、8周目にシケインでブレーキングをミスし3位に。2番手からスタートしたセバスチャン・ローブはスタートで出遅れ4位となり、両者はそのポジションでレース1を終えました。

リバースグリッドで行われるレース2では、ロペスが7番手、ローブが9番手、ミューラーが10番手からのスタートです。スタート直後、ミューラーは多重クラッシュに巻き込まれ、その後リタイアとなりました。このアクシデントでレースは赤旗中断となります。レース再開後、ロペスは好スタートから圧倒的な速さで順位を上げ、5周目に4位、6周目に3位、8周目に2位に上昇。そして13周目にはついにトップを捉え、見事に勝利を獲得しました。ローブも激しいポジション争いを繰り広げ、７位でフィニッシュしています。

ミューラーとロペスがそれぞれ3勝目を挙げ、シトロエン C-Elysée WTCCは開幕来5大会連続で優勝を果たしました。シトロエンはマニュファクチャラーズ選手権で412ポイントを獲得し首位を独走しています。ドライバーズ選手権では1位ロペス、2位ミューラー、3位ローブとなり、シトロエンのドライバーが上位を独占しています。

プジョー・シトロエン・ジャポンではシーズンを通してWTCCのリザルトやプレビューなどのレポートをタイムリーに配信し、10月の日本ラウンドに向けて様々なPR活動を展開、WTCCを盛り上げて参ります。

ドライバーのコメント

ホセ‐マリア・ロペス

「レース1では前のクルマを抜けなかったので、レース2では空力のセットアップを変えて臨みました。その結果マシンは絶好調になり、ライバルたちをパスすることができました。初めてのサーキットで優勝できてうれしいです」

イヴァン・ミューラー

「レース1のスタートは完璧ではありませんでしたが、首位をキープするには十分でした。最後は後続との差を広げて勝つことができました。レース2では他車と当たりピットに戻り修復しましたが、最終的にはリタイアを決めました」

セバスチャン・ローブ

「レース1では、最初のコーナーがすべてでした。他車に押し出され、ポジションを落としましたが、ツーリングカーレースとはこういうものです。レース2はスタートは良かったのですが、レース中は渋滞に巻き込まれてしまいました」

レース結果

レース1

レース2

• ※上記結果はFIAの公式発表によるものです。

ポイントスタンディング

ドライバーズ

マニュファクチャラーズ