2014年 レース・アルゼンチンアルゼンチン

WTCC

シトロエン C-Elysée WTCC、舞台を南米に移しアルゼンチンでの戦いに挑む

~選手権をリードするロペスの母国アルゼンチンで、C-Elysée WTCCは圧倒的な速さで勝利を目指す~

FIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)はその舞台を南米に移し、第8戦をアルゼンチンで迎えます。アルゼンチン北部、テルマス・デ・リオ・オンド市内にあるサーキットは、1周4806mのテクニカルなコース。昨年初めてWTCCが開催され、熱狂的な観客の声援を一手に受けたのがスポット参戦した地元の英雄ホセ‐マリア・ロペスです。ロペスは見事に優勝を飾り、その勝利がシトロエン加入のきっかけとなったのです。

そのロペスが今年、ポイントリーダーとしてアルゼンチンに凱旋します。シトロエンの一員となったロペスは、これまでに5勝を挙げドライバーズ選手権を大きくリード。ランキング2位のイヴァン・ミューラーと、3位のセバスチャン・ローブもトップを狙い、その争いは白熱しています。

第7戦を終え、シトロエンは13レース中12勝、マニュファクチャラーズ選手権では2位に200ポイント以上の大差をつけ、圧倒的な速さと強さをみせています。3人のドライバーによるタイトル争いが繰り広げられる今週末のWTCCアルゼンチンに、ぜひご注目ください。

WTCC

世界ツーリングカー選手権(WTCC)アルゼンチン

~シトロエン C-Elysée WTCCを駆るロペスが母国レースで連勝を飾り、チャンピオンシップでのリードを拡大~

シトロエン・レーシングはアウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンド(アルゼンチン)で行われたFIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)で、レース1、レース2ともに勝利を飾りました。地元の英雄であるホセ‐マリア・ロペスがレース1ではポールポジションから、レース2では10番手スタートからの逆転で優勝を果たし、シトロエン C-Elysée WTCCの揺るぎない速さをアピールしました。

  • 結果はFIAの最終確認を条件とする。

レース1では、ポールポジションからスタートしたホセ・マリア・ロペスが危なげない走りで13周のレースをトップで快走し、地元の大声援を受け優勝を飾りました。2番手スタートのイヴァン・ミューラーと3番手からスタートしたセバスチャン・ローブは、スタートで出遅れ3番手、4番手に後退。そのポジションのまま13周のレースを終えました。

リバースグリッドで行われるレース2では、ロペスが10番手、ミューラーが9番手、ローブが8番手からのスタートです。1周目で7番手となったロペスは、5周目には4番手、6周目には2番手に浮上。そして9周目にはついにトップに立ちます。ロペスはそのままトップでチェッカーを受け、レース1に続いて優勝、今季7勝目を飾りました。スタートでジャンプアップできなかったミューラーは7周目に5番手、10周目に4番手、12周目に3番手と上位に進出し、表彰台圏内にポジションを上げ、レース1に続いて3位を獲得しました。スタートでやや出遅れたローブはその後ポジションを挽回し、6位でフィニッシュしています。

シトロエン C-Elysée WTCCはレース1、レース2で連勝し、開幕来8大会連続で優勝を飾りました。マニュファクチャラーズ選手権は686ポイントとし、2位との差をさらに大きく広げています。ドライバーズ選手権でも1位ロペス310ポイント、2位ミューラー250ポイント、3位ローブ213ポイントと、シトロエンのドライバーが上位を独占しています。

選手権ツアーはこの後夏休みに入り、10月には北京戦でいよいよアジアへと上陸、10月25日には鈴鹿ラウンドを迎えます。プジョー・シトロエン・ジャポンでは引き続きリポートを配信、鈴鹿に向けてWTCCを盛り上げて参ります。

ドライバーのコメント

ホセ‐マリア・ロペス
「母国であるこのサーキットでの豊富な経験が大きな助けとなりました。レース2は、非常にエキサイティングでした。マシンはどんどん速くなり、首位まで順位を上げることができました。まさに完璧な週末でした」
イヴァン・ミューラー
「決して諦めるべきではないのですが、今週末は、ホセの方が私より速かったと認めざるを得ません。あとはダメージを最小限に抑え、選手権ポイントで差を少しでも広げられないようにするしかありませんでした」
セバスチャン・ローブ
「4位と6位は最高の結果ではありませんが、今週末はいい面もたくさんありました。いつもより攻めの姿勢で臨み、優れた戦略でパスをしながら、順位を上げることができました」

レース結果

レース1

順位 ドライバー メーカー/車種名 周回数 タイム
1 J.ロペス(ARG) シトロエン/C-Elysée WTCC 13 23分10.174秒
2 N.ミケリス(HUN) Honda/Civic WTCC 13 23分12.700秒
3 Y.ミューラー(FRA) シトロエン/C-Elysée WTCC 13 23分13.445秒
4 S.ローブ(FRA) シトロエン/C-Elysée WTCC 13 23分17.787秒
5 T.モンテイロ(PRT) Honda/Civic WTCC 13 23分19.045秒
6 T.チルトン(GBR) Chevrolet/RML Cruze TC1 13 23分19.682秒
7 R.ハフ(GBR) Lada/Granta 1.6T 13 23分24.067秒
8 G.タルクィーニ(ITA) Honda/Civic WTCC 13 23分24.668秒
9 M.ベナーニ(MAR) Honda/Civic WTCC 13 23分28.103秒
10 J.トンプソン(GBR) Lada/Granta 1.6T 13 23分35.307秒

レース2

順位 ドライバー メーカー/車種名 周回数 タイム
1 J.ロペス(ARG) シトロエン/C-Elysée WTCC 13 23分16.716秒
2 R.ハフ(GBR) Lada/Granta 1.6T 13 23分18.579秒
3 Y.ミューラー(FRA) シトロエン/C-Elysée WTCC 13 23分19.612秒
4 G.タルクィーニ(ITA) Honda/Civic WTCC 13 23分22.027秒
5 T.モンテイロ(PRT) Honda/Civic WTCC 13 23分22.609秒
6 S.ローブ(FRA) シトロエン/C-Elysée WTCC 13 23分23.239秒
7 N.ミケリス(HUN) Honda/Civic WTCC 13 23分23.694秒
8 M.ベナーニ(MAR) Honda/Civic WTCC 13 23分33.180秒
9 J.トンプソン(GBR) Lada/Granta 1.6T 13 23分33.526秒
10 T.コロネル(NLD) Chevrolet/RML Cruze TC1 13 23分39.506秒
  • 上記結果はFIAの公式発表によるものです。

ポイントスタンディング

ドライバーズ

順位 ドライバー ポイント
1 J.ロペス(ARG) 310
2 Y.ミューラー(FRA) 250
3 S.ローブ(FRA) 213
4 T.モンテイロ(PRT) 146
5 G.タルクィーニ(ITA) 121

マニュファクチャラーズ

順位 チーム名 ポイント
1 シトロエン 686
2 Honda 449
3 ラーダ 247
4 - -
5 - -