2014年 レース・チャイナ（北京）

シトロエン・レーシングは、中国・北京のゴールデンポート・パーク・サーキットで行われたFIA世界ツーリングカー選手権（WTCC）で、レース1において2位、3位、レース2でも3位表彰台を獲得。開幕戦以来の連続優勝はなりませんでしたが、選手権ポイントでのリードを広げ、マニュファクチャラーズタイトル決定を目前としました。

• ※結果はFIAの最終確認を条件とする。

予選は決勝日の朝に行われ、イヴァン・ミューラーが3番手、ホセ‐マリア・ロペスが4番手、セバスチャン・ローブは7番手、地元中国のマー・チンホワは14番手となりました。レース1では好スタートのミューラーが2番手につけ首位を狙いますが、ハンデの軽いマシンに先行を許し2位でフィニッシュ。ロペスも上位進出をかけアタックを繰り返しましたが、短く狭いサーキットでは追い抜きは難しく、3位に終わっています。ローブが5位、パンクを喫したチンホワは15位でした。リバースグリッドで行われるレース2ではローブが4番手、ロペスが7番手、ミューラーが8番手からのスタートです。1周目で3番手となったローブですが、その後アタックを続けるもポジションを上げることはできず3位でフィニッシュ。ロペスは激しいバトルによって4位まで順位を上げました。集団に巻き込まれたミューラーはポジションを上げることができず、9位に終わっています。

シトロエン C-Elysée WTCCにとって、今季初めて勝利を逃す大会となりましたが、上位獲得によって着実にポイントを重ね、選手権でのリードを広げました。シトロエンはマニュファクチャラーズ選手権で769ポイントを獲得し、2位ホンダとの差を270ポイントとしています。ドライバーズ選手権では1位ロペス、2位ミューラー、3位ローブとシトロエンのドライバーが上位を独占。10月25日～26日に開催される日本ラウンドでも素晴らしい走りが期待されます。

ドライバーのコメント

イヴァン・ミューラー

「レース1はいいスタートを切ることができました。しかし、前を行くクルマがとにかく速すぎました。選手権でさらに数ポイント差が広がってしまい、シーズン終わりの展望はあまり良くありませんが、ベストを尽くし続けます」

ホセ‐マリア・ロペス

「チーム全体としては、厳しい週末となりました。他のチームはこの数週間かなりの努力をし、パフォーマンスの差がどんどん縮まっています。私としては、すべてが順調に進んでいて、今回もリードを広げることができました」

セバスチャン・ローブ

「レース１では、タイヤが予測不可能な挙動をしたので、対応に苦労する部分もありました。レース２の方がうまくいきましたね。かなりの接戦でしたが、表彰台をキープできて本当にうれしいです」

マー・チンホワ

「フリープラクティスで最速タイムを出し、今日はいい結果を期待していましたが、予選で妨害されチャンスを失いました。次戦の上海では、もっといい状況になればと思います。上海こそが、私にとって本当のホームレースですから」

レース結果

レース1

レース2

• ※上記結果はFIAの公式発表によるものです。

ポイントスタンディング

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