~ホセーマリア・ロペスが1957年以来となるアルゼンチン人によるFIA世界タイトル獲得に挑む~
FIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)は第11戦日本ラウンドを迎えます。三重県の鈴鹿サーキットを舞台に、3台のシトロエン C-Elysée WTCCがこれまで同様の速さでレースに挑みます。
鈴鹿サーキットは、1987年からF1グランプリが開催されていることで世界のレースファンにも知られています。今年からWTCCは5.807kmのフルコースで開催され、難コースと言われる鈴鹿での戦いに期待が寄せられています。
「シトロエン C-Elysée WTCCで、鈴鹿を走る日が待ち切れません」とWTCCで4度タイトルを獲得しているイヴァン・ミューラーは語ります。「コースのほとんどは高速コーナーの連続です。こうしたタイプのサーキットで好タイムを刻むためには、的確なペースをつかむことが必要になります」
また、この第11戦では、ホセ‐マリア・ロペスがドライバーズタイトル確定のチャンスを握っています。現在384ポイントのロペスに対し、唯一ドライバーズタイトル獲得のチャンスを残しているミューラーは291ポイントです。レース1終了時点でロペスがタイトルを決める可能性は非常に高いと言えます。一方のミューラーと、ランキング3位につけているセバスチャン・ローブは、焦点をすでに2015年に向けての準備に移しており、マシンのさらなる改善を目指しています。
チャンピオンチームの日本上陸と、ロペスのドライバーズタイトル獲得がかかる今週末のWTCC鈴鹿ラウンドは、10月26日14時30分にレース1がスタートします。シトロエンは鈴鹿サーキットに応援席を設置。また、ドライバーとファンの交流イベントを行うなど、WTCC日本ラウンドを盛り上げて参ります。シトロエンの活躍にどうぞご期待ください。
~シトロエン C-Elysée WTCC、初走行の鈴鹿で予選上位を独占~
シトロエン・レーシングは、鈴鹿サーキットで行われたFIA 世界ツーリングカー選手権(WTCC)の予選で1位から3位を独占し、圧倒的な速さを見せました。シトロエン C-Elysée WTCCはわずか0.15秒差という僅差に3台がならび、ホセ‐マリア・ロペスが今季6度目のポールポジションを獲得しています。それにイヴァン・ミューラーとセバスチャン・ローブが続きました。このパフォーマンスでロペスは明日のレースで4位に入れば、ミューラーの順位にかかわらずドライバーズチャンピオン獲得が決まります。
今回初めて鈴鹿サーキットのフルコースを走るWTCCのドライバーたちは、世界屈指の名舞台を走ることを楽しみにしてきました。ロペスは金曜日に行われた30分のプラクティスで、2分06秒987という見事なタイムを記録。ミューラーは土曜日午前中のプラクティスで2回ともトップタイムをたたき出し、その実力を見せつけました。
Q1では赤旗が出ましたが、シトロエン勢は3人とも楽にQ2へと進みました。Q2もミューラーとロペスは問題なくこなし、ふたりのタイムは瞬く間にトップに躍り出ました。しかしローブはコースオフを喫し、タイヤ交換を余儀なくされました。それでもチェッカーフラッグの直前に3番手を奪取しています。
ローブはQ3でも好調さを維持し、アタックラップでライバルたちをかわしました。そのすぐ後に、ロペスがさらにいいタイムを出しています。最後にコースに出たミューラーは、チームメイトよりいいタイムを出すかと思われましたが、0.1秒にも満たない僅差で2位となっています。
今回の予選によるポイントを追加し、ドライバーズランキングトップのロペスは389ポイントとしています。2位のミューラーは295ポイントで、その差は94ポイント。明日の決勝レース1において4位以上でフィニッシュするか、ミューラーとの順位差によってチャンピオンが確定します。新チャンピオンの誕生と、シトロエンのダブルタイトル決定の瞬間が目前に迫る、明日のレースにご期待ください。
順位 | ドライバー | メーカー/車種名 | 周回数 | タイム |
1 | J.ロペス(ARG) | シトロエン/C-Elysée WTCC | 1 | 2:05.439(Q3) |
2 | Y.ミューラー(FRA) | シトロエン/C-Elysée WTCC | 1 | 2:05.514(Q3) |
3 | S.ローブ(FRA) | シトロエン/C-Elysée WTCC | 1 | 2:05.590(Q3) |
4 | T.チルトン(GBR) | Chevrolet/RML Cruze TC1 | 1 | 2:06.321(Q3) |
5 | H.バレンテ(FRA) | Chevrolet/RML Cruze TC1 | 1 | 2:06.703(Q3) |
6 | N.ミケリス(HUN) | Honda/Civic WTCC | 1 | 2:06.865(Q2) |
7 | G.モルビデッリ(ITA) | 2:06.906(Q2) | 1 | 2:06.906(Q2) |
8 | T.コロネル(NLD) | Chevrolet/RML Cruze TC1 | 1 | 2:06.993(Q2) |
9 | D.ボルコビック(SRB) | Chevrolet/RML Cruze TC1 | 1 | 2:07.132(Q2) |
10 | G.タルクィーニ(ITA) | Honda/Civic WTCC | 1 | 2:07.305(Q2) |
順位 | ドライバー | ポイント |
1 | J.ロペス(ARG) | 389 |
2 | Y.ミューラー(FRA) | 295 |
3 | S.ローブ(FRA) | 254 |
4 | T.モンテイロ(PRT) | 170 |
5 | - | - |
順位 | チーム名 | ポイント |
1 | シトロエン | 857 |
2 | Honda | 579 |
3 | ラーダ | 335 |
4 | - | - |
5 | - | - |
~ロペスがレース1優勝でドライバーズチャンピオンを決定。シトロエン、デビューイヤーでダブルタイトルを獲得~
シトロエン・レーシングは、鈴鹿サーキットで行われたFIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)で、レース1において優勝を飾りました。圧倒的な速さで勝利したホセ‐マリア・ロペスは、これにより2014年ドライバーズチャンピオンを確定させ、ファン・マヌエル・ファンジオ以来57年ぶりにアルゼンチン人の世界チャンピオンとなりました。シトロエンはWTCC参戦1年目にしてマニュファクチャラーズ、ドライバーズの両方でチャンピオンの座に輝きました。
レース1では、ポールポジションからロペス、2番手からイヴァン・ミューラー、3番手からセバスチャン・ローブがスタート。好スタートから独走したロペスはまったく他を寄せつけない速さでトップを守り優勝しました。序盤、ロペスとの差を詰めたミューラーでしたが、7周目にタイヤにパンクが発生し、リタイアを余儀なくされます。スタートでポジションを落としたローブは、レースを通してバトルを繰り広げましたが、ポジションを上げることはできず、3位でフィニッシュしました。ロペスはシーズン9勝目を挙げ、念願のタイトルを確定させました。
リバースグリッドで行われるレース2では、ローブが8番手、ミューラーが9番手、ロペスが10番手からスタート。追い抜きが難しい鈴鹿のコースで、11周にわたって上位を狙いましたが惜しくも表彰台には届かず、ミューラーが5位、ロペスが6位、ローブが7位に終わりました。シトロエンはすでに前戦でタイトルを確定させているマニュファクチャラーズ選手権のポイントを927まで伸ばしました。ドライバーズ選手権ではロペスがタイトルを獲得、2位ミューラー、3位ローブと、シトロエンのドライバーの上位独占も確定しています。
プジョー・シトロエン・ジャポンではシーズンを通してWTCCのリザルトやプレビューなどのレポートをタイムリーに配信しております。今回の日本ラウンドでは、シトロエン・レーシングと協力したファンイベントも大成功に終わり、多くの皆様にタイトルの決まる瞬間をご覧頂くことができました。シトロエンへのご声援、誠にありがとうございました。
順位 | ドライバー | メーカー/車種名 | 周回数 | タイム |
1 | J.ロペス(ARG) | シトロエン/C-Elysée WTCC | 11 | 23分54.353秒 |
2 | T.チルトン(GBR) | Chevrolet/RML Cruze TC1 | 11 | 24分02.826秒 |
3 | S.ローブ(FRA) | シトロエン/C-Elysée WTCC | 11 | 24分04.046秒 |
4 | N.ミケリス(HUN) | Honda/Civic WTCC | 11 | 24分04.767秒 |
5 | H.バレンテ(FRA) | Chevrolet/RML Cruze TC1 | 11 | 24分06.506秒 |
6 | G.タルクィーニ(ITA) | Honda/Civic WTCC | 11 | 24分07.060秒 |
7 | T.コロネル(NLD) | Chevrolet/RML Cruze TC1 | 11 | 24分07.867秒 |
8 | D.ボルコビック(SRB) | Chevrolet/RML Cruze TC1 | 11 | 24分08.693秒 |
9 | T.モンテイロ(PRT) | Honda/Civic WTCC | 11 | 24分10.860秒 |
10 | G.モルビデッリ(ITA) | Chevrolet/RML Cruze TC1 | 11 | 24分12.199秒 |
順位 | ドライバー | メーカー/車種名 | 周回数 | タイム |
1 | G.タルクィーニ(ITA) | Honda/Civic WTCC | 11 | 23分55.783秒 |
2 | D.ボルコビック(SRB) | Chevrolet/RML Cruze TC1 | 11 | 23分57.508秒 |
3 | N.ミケリス(HUN) | Honda/Civic WTCC | 11 | 24分00.143秒 |
4 | T.コロネル(NLD) | Chevrolet/RML Cruze TC1 | 11 | 24分01.280秒 |
5 | Y.ミューラー(FRA) | シトロエン/C-Elysee WTCC | 11 | 24分01.899秒 |
6 | J.ロペス(ARG) | シトロエン/C-Elysée WTCC | 11 | 24分02.129秒 |
7 | S.ローブ(FRA) | シトロエン/C-Elysée WTCC | 11 | 24分02.448秒 |
8 | G.モルビデリ(ITA) | Chevrolet/RML Cruze TC1 | 11 | 24分09.845秒 |
9 | T.モンテイロ(PRT) | Honda/Civic WTCC | 11 | 24分10.574秒 |
10 | T.チルトン(GBR) | Chevrolet/RML Cruze TC1 | 11 | 24分10.887秒 |
順位 | ドライバー | ポイント |
1 | J.ロペス(ARG) | 422 |
2 | Y.ミューラー(FRA) | 305 |
3 | S.ローブ(FRA) | 275 |
4 | T.モンテイロ(PRT) | 174 |
5 | - | - |
順位 | チーム名 | ポイント |
1 | シトロエン | 927 |
2 | Honda | 649 |
3 | ラーダ | 371 |
4 | - | - |
5 | - | - |