2015年 レース・フランス

FIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)は、第7戦フランスが開催され、シトロエンは予選で4台が上位を独占。レース1はセバスチャン・ローブがポールポジションから独走で優勝、レース2ではホセ・マリア・ロペスが8番手スタートから追い上げ勝利を飾りました。シトロエンは2大会連続で、両レースを制し、圧倒的な速さを示し続けています。

• ※結果はFIAの最終確認を条件とする。

予選1位のローブ、2位のイヴァン・ミューラー、3位のロペス、4位のマー・チンホワは、レース1のスタートでそのポジションを守ると、後続を寄せ付けない態勢で1位から4位を走行。予選順位のまま16周のレースを速く安定したペースで走り切って上位を独占。シトロエン・レーシングは開幕以来続いているレース1での1位、2位独占を継続し、その強さを多くのフランスのファンに披露しました。

リバースグリッドで行われるレース2では、7番手スタートのチンホワ、8番手スタートのロペス、10番手スタートのローブが揃って好スタートを切り、1周目にはロペスが4番手、チンホワが5番手、ローブが6番手に上昇しました。9番手スタートのミューラーはスタート後の混乱に巻き込まれ1周目は10番手となります。4周目にローブはコース脇のバリアにクラッシュしリタイアを喫しました。7周目、3番手を走行のロペスは、2番手との激しいバトルの間にチンホワに先行を許します。しかしロペスは11周目にチンホワをパスし2番手へと浮上、終盤の14周目にトップに立ち、優勝を飾りました。チンホワは3位となり、第2戦以来の表彰台に上がりました。一旦はポジションを落としたミューラーも中盤にはポジションを上げて、4位でフィニッシュしています。

ドライバーのコメント

セバスチャン・ローブ

「WTCCで初めてポールポジションとなり、本当にうれしかったです。しかしスタートに失敗し、最初は首位を守るのに必死でした。レース2はリタイアし、今季3勝目を挙げたものの、総体的にはいいラウンドとは言えませんでした」

ホセ・マリア・ロペス

「オーバーテイクがこれほど難しいサーキットで、勝てるとは思いませんでした。レース2でチンホワに追いつき、さらにノルベルト・ミケリスを追いかけました。彼はとてもスポーツマンらしく、クリーンなバトルができました」

イヴァン・ミューラー

「レース1はセブを抜く方法が見つからなかったので、最後まで2位を守ることに集中しました。レース2は、後半で順位を挽回できましたが、4位が精一杯でした。今回は前の2戦ほど良くありませんでしたが、これもレースです」

マー・チンホワ

「表彰台に復活できて、本当にうれしいです。そのために全力で頑張ってくれたチームに感謝しています。レース1も、3人の世界チャンピオンに続く4位となり満足いく結果でした。この先も、このような結果を出したいと思います」

レース結果

レース1

レース2

• ※上記結果はFIAの公式発表によるものです。

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