2015年 レース・ポルトガル

FIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)は、第8戦ポルトガルが開催され、レース1ではホセ・マリア・ロペスがポールポジションからスタートし優勝。2位にセバスチャン・ローブが続き、シトロエン・レーシングは開幕以来、レース1での1-2フィニッシュを継続しました。レース2ではマー・チンホワが今季初優勝、イヴァン・ミューラーが2位となり、シトロエンはレース1、レース2ともに1-2フィニッシュを果たし、圧倒的な速さをみせています。

• ※結果はFIAの最終確認を条件とする。

予選1位のロペス、2位のローブは、レース1のスタートでそのポジションを守ると、後続を引き離し1-2態勢を築き上げ、そのまま13周のレースを走り切りフィニッシュしました。予選9位のミューラーは6位、予選10位のチンホワは5位となり、シトロエン・レーシングの4台は揃って入賞を果たしています。シトロエン・レーシングは開幕以来8戦連続で予選1位と、レース1で1位、2位を占める強さを見せ続けています。

リバースグリッドで行われるレース2は、チンホワがポールポジション、ミューラーが2番手からのスタートとなりました。開始早々アクシデントによりセーフティカーが導入される荒れた展開となりましたが、チンホワは安定した速さでトップを守り切り、今季初優勝を飾りました。2位にミューラー、5位にロペスが入り、シトロエンはレース1に続いて1-2フィニッシュを果たしています。激しいポジション争いを展開したローブは、オーバーテイクを仕掛けた際にスピンしクラッシュ、レース続行は不可能となりましたが、15位完走扱いとなりました。

ドライバーのコメント

ホセ・マリア・ロペス

「簡単に見えたかもしれませんが、このサーキットで13周走り続けるのは、本当に大変です。難しいサーキットでしたが、結局はすべてがうまくいきました。残り4戦で2番手に55ポイント差と、私にとって理想的な状況です」

マー・チンホワ

「チームのエンジニアとメカニックに感謝しています。予選ではリバースグリッドに賭け、レース2で優勝するのが目標でした。表彰台で中国国歌を聞いたときは、さらにうれしさがこみ上げてきました。母国とシトロエンのためにこの勝利を誇りに思います。今回の初優勝は、中国の自動車レースの発展の一助となるでしょう」

セバスチャン・ローブ

「レース1はいいスタートでしたが、ペチートの方が少し速かったので差が広がってしまいました。レース2は集団の後方となり、私はいろいろとトライすることができませんでした。選手権争いにとって、今回は良くない結果でした」

イヴァン・ミューラー

「厳しい予選となり、これ以上は期待できなかったでしょう。とはいえ、表彰台に立つことができて満足しています。選手権は私に有利な状況ではありませんが、まだあきらめていません。後半戦も、タイトルを狙い攻めていきます」

レース結果

レース1

レース2

• ※上記結果はFIAの公式発表によるものです。

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