2015年 レース・チャイナ

FIA世界ツーリングカー選手権（WTCC）は、第10戦中国が開催され、シトロエンはレース1でホセ・マリア・ロペスがポールポジションからトップを独走して今季8勝目を挙げました。レース2ではイヴァン・ミューラーがレース中盤にトップに立ち優勝。シトロエンはこの連勝によって、シリーズ2戦を残し2014年に続くマニュファクチャラーズチャンピオンの座を確定しました。

• ※結果はFIAの最終確認を条件とする。

サーキット施設の修復作業により日曜日朝に延期された予選で、シトロエンの4台は上位5台で行われるQ3に全車が進出。ポールポジションにロペスが、2位に地元レースで多くの声援を受けるマー・チンホワが入り、シトロエンの速さを見せつけました。午後に行われたレース1では、スタート早々にシトロエンは1-2-3態勢を築き、後続を引き離します。トップのロペス、2番手のミューラー、3番手のセバスチャン・ローブは、まったく安定したペースでレースを支配し、途中セーフティカーが導入された混乱のレースを制し表彰台を独占しました。ロペスは今季8勝目を挙げ、シリーズチャンピオン連覇に、また大きく前進しています。

リバースグリッドで行われるレース2では、6番手スタートのミューラー、7番手スタートのローブ、8番手スタートのロペスが、スタートとともに躍進しました。1周目には2番手ミューラー、3番手ロペス、4番手ローブとなり、各車とも首位を狙います。そして9周目、トップの隙をつきミューラーが先頭に立ちました。ロペスも2番手を狙い果敢に攻め続け0.025秒差まで追い詰めましたが、惜しくも3位に終わりました。シトロエンはレース1、レース2の連勝と、上位を占める活躍により、今季10戦目にして2年連続のシリーズタイトルを確定させました。ドライバーズチャンピオンシップにおいてはロペスがトップを独走しています。

ドライバーのコメント

ホセ・マリア・ロペス

「シトロエン・レーシングの全員に、おめでとうと言いたいです。私たちがサーキットに来ている間、ヴェルサイユを守っている人たちにもです。私は1位と3位でしたが、残り2イベントで2位と75点差と、目標は達成しました」

イヴァン・ミューラー

「昨日のフリープラクティスは苦戦しましたが、その後チームとともに努力した結果、Q3まで進出でき、その後の2レースも、いいレースになりました。シトロエンにはおめでとうと言いたいですね」

セバスチャン・ローブ

「私には、かなり歯がゆい思いの週末となりましたが、レースではリズムに乗ることができました。メンバー全員に、タイトル獲得のお祝いを言いたいと思います。このタイトルは、2003年から長く続いている成功の延長です」

マー・チンホワ

「このイベントの準備のために一生懸命努力をしたので、とても残念です。しかし、このチームの一員として、このタイトルに貢献できたことをとても誇りに思います。今後もずっと、シトロエンに在籍できればと思っています」

レース結果

レース1

レース2

• ※上記結果はFIAの公式発表によるものです。

ポイントスタンディング

ドライバーズ

マニュファクチャラーズ