2014年 レース・ロシアロシア

WTCC

シトロエン、第6戦ロシアでの戦いに4台目のC-Elysée WTCCを投入

~開幕戦から勝利を続けるC-Elyséeは、ロシア・モスクワでの戦いに挑む~

FIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)は舞台をロシアに移します。首都モスクワの西80㎞に位置するモスクワ・レースウェイは長い直線とテクニカルなセクションが組み合わされた1周3,931mのサーキットです。

今回のレースでシトロエンは4人目のドライバー、マー・チンホワ(中国)を初投入します。「シトロエンというとてもプロフェッショナルなチームで、ハイレベルの選手権を戦うことが待ちきれない思いでした。ウインターテストにも参加し、すでに準備は整っています」と、マー・チンホワは語っています。

今シーズン、ホセ・マリア・ロペスとイヴァン・ミューラーがそれぞれ3勝、セバスチャン・ローブが2勝を挙げ、ドライバーチャンピオンシップは3人の激しい争いとなっています。4台目のシトロエン C-Elysée WTCCとシトロエン・ドライバーによるタイトル争いが繰り広げられる今週末のWTCCロシアにぜひご注目ください。

WTCC

世界ツーリングカー選手権(WTCC)ロシア

~シトロエン、レース1でロペスが、レース2でデビュー戦のマー・チンホワが優勝を飾る~

シトロエン・レーシングはモスクワ・レースウェイ(ロシア)で行われたFIA 世界ツーリングカー選手権(WTCC)で、レース1、レース2ともに勝利を飾りました。レース2では、この大会でデビューしたマー・チンホワが見事に優勝。中国人ドライバーとして初めてFIA世界選手権で勝利するという快挙を成し遂げました。

  • 結果はFIAの最終確認を条件とする。

レース1では、ポールポジションからスタートしたホセ・マリア・ロペスが、16周のレースを安定したペースでトップを守り、今季4勝目を飾りました。4番手からスタートしたセバスチャン・ローブは1周目で3番手に上がり、そのポジションでゴール。6番手スタートのイヴァン・ミューラーは6番手からスタートし4位となりました。デビューレースとなった中国人ドライバーのチンホワは、9番手からスタートし6位入賞を果たしています。

リバースグリッドで行われるレース2ではチンホワが2番手、ミューラーが5番手、ローブが7番手、ロペスが10番手からのスタートです。チンホワはスタートで出遅れ3番手となりましたが反撃、7周目に首位がペナルティで脱落するとトップに浮上。ミューラーも8周目に2番手に上昇し、このポジションを守り切ったふたりが1-2フィニッシュを果たしました。中国人ドライバー初となるチンホワの勝利は、新たな歴史の1ページとなりました。ローブは序盤11番手まで後退するも、追い上げ5位でフィニッシュ。ロペスはギアシフトのトラブルでスタートできず、リタイアとなりました。今回の結果により、シトロエンはマニュファクチャラーズ選手権で502ポイントとし、ライバルとの差を広げました。ドライバーズ選手権でも1位ロペス、2位ミューラー、3位ローブと、シトロエンドライバーが上位を独占しています。

プジョー・シトロエン・ジャポンではシーズンを通してWTCCのリザルトやプレビューなどのレポートをタイムリーに配信し、10月の日本ラウンドに向けて様々なPR活動を展開、WTCCを盛り上げて参ります。

ドライバーのコメント

ホセ‐マリア・ロペス
「ライバルが好スタートをするだろうと思っていたので、ポールポジションでも油断は禁物でした。スタートで首位を保ち、その後は差を広げて勝つことができました。レース2はうまくいきませんでしたが、仕方がありません」
マー・チンホワ
「まず、私の進歩に全力を尽くしてくれたチーム全員に感謝しています。選手権の途中から参戦するのは楽ではありませんでしたが、自分の役割を果たせるよう、懸命に努力しました。今後もこの調子でいきたいと思います」
イヴァン・ミューラー
「予選は悔しい思いをしましたが、ロペスと同じポイントを稼ぎ、被害を最小限にとどめられました。レース2ではスタートで他のドライバーに当てられて残念です。終盤には挽回できましたが、マーを抜くにはあと数周必要でした」
セバスチャン・ローブ
「レース1はガブリエーレ・タルクィーニの後ろを走っていましたが、彼はまったくミスをしませんでした。結局3位となりましたが、いい結果です。レース2での5位は理想的な結果ではありませんが、貴重なポイントを獲得できました」

レース結果

レース1

順位 ドライバー メーカー/車種名 周回数 タイム
1 J.ロペス(ARG) シトロエン/C-Elysée WTCC 16 27分05.120秒
2 G.タルクィーニ(ITA) Honda/Civic WTCC 16 27分08.290秒
3 S.ローブ(FRA) シトロエン/C-Elysée WTCC 16 27分08.545秒
4 Y.ミューラー(FRA) シトロエン/C-Elysée WTCC 16 27分11.022秒
5 T.チルトン(GBR) Chevrolet/RML Cruze TC1 16 27分11.936秒
6 M.チンホワ(CHN) シトロエン/C-Elysée WTCC 16 27分12.625秒
7 T.モンテイロ(PRT) Honda/Civic WTCC 16 27分18.219秒
8 T.コロネル(NLD) Chevrolet/RML Cruze TC1 16 27分20.181秒
9 N.ミケリス(HUN) Honda/Civic WTCC 16 27分29.886秒
10 R.ハフ(GBR) Lada/Granta 1.6T 16 27分32.874秒

レース2

順位 ドライバー メーカー/車種名 周回数 タイム
1 M.チンホワ(CHN) シトロエン/C-Elysée WTCC 16 27分11.310秒
2 Y.ミューラー(FRA) シトロエン/C-Elysée WTCC 16 27分12.571秒
3 M.ベナーニ(MAR) Honda/Civic WTCC 16 27分23.562秒
4 T.コロネル(NLD) Chevrolet/RML Cruze TC1 16 27分23.734秒
5 S.ローブ(FRA) シトロエン/C-Elysée WTCC 16 27分26.035秒
6 T.チルトン(GBR) Chevrolet/RML Cruze TC1 16 27分26.200秒
7 N.ミケリス(HUN) Honda/Civic WTCC 16 27分26.428秒
8 G.モルビデリ(ITA) Chevrolet/RML Cruze TC1 16 27分31.204秒
9 H.バレンテ(FRA) Chevrolet/RML Cruze TC1 16 27分31.467秒
10 R.ミュニヒ(DEU) Chevrolet/RML Cruze TC1 16 27分32.294秒
  • 上記結果はFIAの公式発表によるものです。

ポイントスタンディング

ドライバーズ

順位 ドライバー ポイント
1 J.ロペス(ARG) 209
2 Y.ミューラー(FRA) 168
3 S.ローブ(FRA) 161
4 T.モンテイロ(PRT) 105
5 G.タルクィーニ(ITA) 96

マニュファクチャラーズ

順位 チーム名 ポイント
1 シトロエン 502
2 Honda 333
3 ラーダ 165
4 - -
5 - -